女の子イラストのラフを描くときのアタリや簡単な下書きの描き方は?



え?擬人化??
わたしが???
っていうか、SAI講座は止めちゃったの?

いやいや、止めたわけじゃないんだけどね。
実はこのブログ、元々イラストのメイキングをメインにしようとしてたんだ。
それに、SAI講座をするにしても、イラストを描いていて、「あ、ここ躓きそうだな」ってことを思い出さない限りは記事が書けないんだよね。
だから擬人化サイ子ちゃんのイラストを描きながら、サイ子ちゃんのイラストを使って講座を追加していく方が良いかなと。

そうなんだね!
今日はわたしのイラストを描いてくれるの?
楽しみだな~。

いや、まだ描かないよ。
今日は簡単なラフを描くだけ。

簡単なラフって下書きでしょ?
それともアタリを取るだけだからまだイラストを描かないって事?

わたし、下書きをスラスラかけるタイプじゃないんだよね。
だからイラストを描くときは
アタリ→下書きの下書き→全体の輪郭→顔の下書き→髪の下書き→服の下書き
みたいな流れになっちゃうの。
まぁ、下書きの前の段階ってあんまりメイキングを見ても楽しくないかもだけど、SAI講座のネタ探しだと思ってサイ子ちゃんも付き合ってよ。
女の子イラストのラフを描く前にアタリを!
皆さんイラストを描くときにアタリって取ります?
アタリというのは、イラストを描くときにキャラクターの大まかな位置やポーズを決めるための下書きの下書き…のようなものです。
アタリって取る人と取らない人に分かれますよね~。
わたしがアタリを取り始めたのは、ある程度イラストを描くようになってからなのですが、描けない時ほどアタリは取っておいた方がイラストが綺麗に収まりやすいです。
イラストに書き慣れていてアタリを取らない人って驚くほど綺麗にスラスラ~っと絵を描きますよね。
そのタイプの人ってホントにうらやましいです。
で、今回は擬人化したサイ子ちゃんの顔と服装の中でも1番特徴的なベレー帽さえ描ければ良いので…。
胸から下は描かないことにしました!身体を描かないというのは、かなりの時間短縮になりますしね♪
キャンバスサイズは、1024×768を縦長に使う事にしました。
わたしとしては、バストアップまでのイラストに1024×768のキャンバスはちょっと大きめのサイズです。
いつもは色塗りの手間を省くために少し小さめのキャンバスを使っているのでw
で、アタリを取っていくのですが、ブラシは鉛筆。ブラシの色は黒で、大雑把に描いていきます。
こんな感じ。
本当に大雑把でOK。
女の子イラストのラフは簡単に!
先ほど描いたアタリの不透明度を下げて、レイヤーの色を薄くします。
>>SAIで描いたイラストのレイヤーの色を薄くする方法
このアタリに合わせて、下書きを描きます。
先ほど描いたアタリのレイヤーを薄くしたら、アタリのレイヤーの上に新しいレイヤーを作ります。
先ほど足したレイヤーを使って新たなラフを描いていきます。
まずは、ものすっごく簡単に。
なんとなく、輪郭や手や肩の位置なんかが分かれば良いので、このくらい大雑把に描いてしまいます。
このままだと線が重なりすぎてあまりに大雑把ですよね。
この状態だと、下書きとしても使えないので、重なっている線を消しながら細くして、線の形を整えていきます。
線の修正をしている時に、顔の輪郭や身体の線の中で、歪んでいるものがあれば修正を加えつつ…。
こんな感じになりました。
だけど、この状態でも上から線画を重ねられるほどの下書きの線にはなっていないので…。
この状態のイラストも、不透明度を下げます。
そして、先ほどと同じように不透明度を下げた下書きの上に新しいレイヤーを足して、さらに下書きを書き直します。
さっきよりもちょっと細かい線で。
今回は簡単な顔の輪郭や身体だけではなく、指の形や筆まで描きます。
でもでも、この状態でも線画を描くための下書きになるかと言われれば…ならないんですよね~。
このまま線画を重ねてしまうと、線画の線を描く時に「ここの下書きの線太すぎてどこに合わせて下書きを描けば良いのか分からなくなった…ということになる可能性大。
なので、もう少しだけ、「下書きを描くための下書き」が続きます。
女の子イラストのラフから輪郭が出来ました!
次でようやく下書きが出来上がります。
先ほどの状態のイラストから、不透明度を下げている方のレイヤーを消してしまいます。
さらに、このラフ画の不透明度を下げて、もう少し細かい線を作っていきます。
先ほどの状態のラフ画の不透明度を下げて…。上から新しいレイヤーを重ねます。
そして、その上から細かめに線を描いていくと…。
こんな感じになりました!
ようやく下書きが完成に近づいてきた~!
後は、不透明度を下げたレイヤーを削除して、線の気になった部分を消したり足したりしながら…。
ようやく、顔と身体の輪郭が出来上がりました!
輪郭を描く為には、何度も何度も上からレイヤーを重ねて、少しずつ下書きに近づけていきます。
倒な作業に見えるかもしれませんが、おそらくデジ絵に慣れていない人ほど、下書きをしっかり綺麗に描いた方が線画も描きやすくなるので、「下書きの下書きを繰り替えず作戦」のラフ画の描き方はおすすめですよ~。
女の子のイラストのラフの描き方まとめ

ひいろさんはこんな感じで下書きを描いてるんだね~。
わたしは、アタリとかあまり取らないタイプだから、見てて面白いよ。

サイ子ちゃんは、下書きからスラスラ描けるタイプなんだね。
だったら、わたしの描き方を参考にせずに、下書きを一発で描いてしまった方が早いだろうね。

うん。
だけどレイヤーを重ねる描き方がおすすめなら一度試してみるよ。
描きにくいと思ったら、やめれば良いだけだしね。

たしかにね。
デジ絵が初めてならいろんな人のメイキングを参考にしながら、いろんな描き方を試してみるのも面白いかもね。
擬人化サイ子ちゃんが出来上がるまで、もう少し時間がかかるから、サイ子ちゃんも気長に付き合ってね~。

こちらで配布している素材・ぬりえ・カレンダーは全て無料でダウンロードできますので、ご自由にお持ち帰りください。 使用の際の事前報告やクレジット表示の必要はありませんが、気に入ったイラストがございましたらシェアしていただけたら嬉しいです。
さぁ、今日から擬人化サイ子ちゃんのイラストメイキングを始めるよ。